子どもが引きこもりに…親としてどう接するべき?支援現場からのアドバイス

こんにちは。心道塾の中澤です。

ここでは不定期に、僕の思いや考えていることを綴っていこうと思います。
少しでも共感してもらえたり、励みになれば嬉しいです。


子どもが引きこもりに…親がまず抱える悩み

突然学校や仕事に行けなくなった、部屋にこもるようになった…。
そんなとき、親御さんは「どう接したらいいのかわからない」と悩まれる方がとても多いです。

責めても逆効果になりそうだし、かといって放っておいてもいいのか…。
悩みながら日々を過ごしている親御さんは決して少なくありません。

やってはいけない対応・言ってはいけない言葉

  • 「早く働きなさい」「みっともないよ」と責める
  • 無理に外に連れ出そうとする
  • 家族内で引きこもりを話題にしすぎる

こうした言動は本人の自己肯定感をさらに下げ、状況を悪化させることが多いです。

親御さんに悪気はなくても、本人の心の状態はとてもデリケートになっています。
「良かれと思って言ったこと」が逆に本人を追い詰めてしまう場合もあります。

親として意識してほしい大切なこと

  • 「今は本人も苦しい状態にある」ことを理解する
  • 無理に変えようとせず、安心できる雰囲気を作る
  • 生活リズムの乱れや体調悪化に気を配る

焦らず、まずは本人が安心できる居場所を家庭の中で作ることが大切です。

家庭だけで抱え込まないことの大切さ

親御さんだけでこの状況を改善しようとするのは、とても大きな負担になります。

「誰にも相談できない」と感じてしまう親御さんも多いですが、支援機関や専門施設を活用することで、状況は大きく変わります。

本人のためにも、そして親御さん自身の心と体の健康のためにも、早めに外部の力を借りることをおすすめしています。

心道塾の考え方と支援

心道塾では、まず本人の心と生活リズムを整えることを大切にしています。

厳しい軍隊のようなやり方ではなく、「自分の意思で動ける」状態を少しずつ育てていくスタイルです。

また、親御さんとも密に連携しながら支援を進めていきますので、安心してご相談ください。

まとめ

子どもが引きこもりになったとき、親としてできる一番大切なことは焦らず、家庭内の安心感を保つことです。
ですが「何もしないまま」時間が経つのはとても危険でもあります。

引きこもりの状態は、時間が経てば経つほど固定化していき、本人の自信や社会性を取り戻すのがどんどん難しくなっていきます。
また、親御さん自身も年齢とともにサポートが難しくなっていく現実があります。

今はまだ動ける・対応できると思っていても、5年後・10年後には状況がさらに深刻化してしまうことも少なくありません。

早めに専門家に相談することで、状況を悪化させず、動き出せるタイミングを逃さずに済みます。

「どう接していいかわからない…」と悩まれている方は、放置せず、ぜひ今の段階で一度ご相談ください。

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