
あなたはどんな上司を目指しますか?
上司としてのあり方を考えてみよう
今回は、少しだけ「上司としてのあり方」について考えてみましょう。
いきなりですが、問題です。
① 仕事はできるが嫌われている上司
② 仕事はできないのに好かれている上司
あなたはどちらを目指しますか?
さて、あなたはどちらを目指すべきでしょうか?
心道塾の答えは――
③ 仕事もできるし、好かれている上司
……すみません、ちょっとズルい選択肢でしたね(笑)。
重きを置くポイントは人それぞれ
ここでお伝えしたかったのは、①と②の二択を迫られた時、
「何に重きを置くか」は人によって違うという点です。
そして、この時点では①でも②でも構いません。
なぜなら、最終的に③を目指してもらえれば良いからです。
ゴールが決まっている以上、そこに至る道順は各自自由でOKです。
自己肯定の罠に注意
ただし、たまに①の状態(嫌われているけど仕事はできる)ことを「これでいいんだ」と勘違いしている方がいます。
それはただの自己肯定の罠です。
組織で、チームで仕事をする以上、「嫌われている状態」では話になりません。
もし向上心がない・協調性を持つつもりがないのであれば、組織に属するべきではないでしょう。
そういう方は一人で起業するという選択肢を取るべきです。
他者を巻き込んで不和を生むのは、組織全体にとって大きなマイナスになります。
成長のヒント
さて、①か②を選んだあなたへのアドバイスを最後に。
①を選んだ方 → ヒューマンスキル(対人スキル)を軽視している傾向があります。
これを自分の弱みだと理解した上で、意識して行動を変えていきましょう。
②を選んだ方 → 業務スキルが足りていない状態。
周囲に助けてもらいながら、一刻も早く業務習得を進めていきましょう。
どちらを選んだとしても、成長の余地があるということです。
最終目標は、③の「仕事もできるし、好かれている上司」。
ぜひそこを目指して歩んでいってください。
POINT
目指すのは、なんでもできる素敵な上司。
塾長より
こちらは旧・中澤塾時代の記事ですが、心道塾に来る子たちには「どんな自分を目指すか」を考えるきっかけにしてもらえたらと思っています。
上司を目指す必要はありません。
ただ、集団の中でどう振る舞うのか、
どんな存在になりたいのかという意識はとても大切です。
自分がリーダーでなくても構いません。
誰かを支える存在でも、チームに安心感を与える存在でもいい。
心道塾では、協調性や対人力をじっくり育てながら、
社会で信頼される大人へと成長してもらいたいと考えています。