得意を伸ばすということ

こんにちは。心道塾の中澤です。

ここでは不定期に、僕の思いや考えていることを綴っていこうと思います。
少しでも共感してもらえたり、励みになれば嬉しいです。


📘 今回のテーマは「得意を伸ばすということ」

日本の社会って、どうしても「できないこと」ばかりに目が向けられがちです。
学校でも会社でも、「ここがダメだ」「もっと改善しろ」っていう指摘ばかり。
でも僕は、それって本質からズレてると思うんです。


苦手があったって、それが何だっていうんだ

誰にだって苦手なことはあります。
完璧な人間なんていません。
そもそも社会は、得意なことを持ち寄って協力する場所のはずで、苦手を責めるのってナンセンスだと僕は思ってます。

心道塾では、苦手なことを無理に克服させることはしません。
もちろん最低限の生活力や礼儀、常識は教えますが、大事なのは「その人が輝ける場所を見つけること」なんです。


得意を見つけた人間は強い

「好き」と「得意」が重なる瞬間って、ものすごいエネルギーが出ます。
それまで塞ぎ込んでいた子が、急に自信を持って笑うようになる。
そんな場面を、僕は何度も見てきました。

逆に、苦手なことばかりやらされてる人間は、どんどん自己肯定感が削られていく。
これは本当にもったいないと思う。
得意を伸ばすほうが、人生はうまくいく。僕はそう信じています。


“苦手の克服”より、“得意の最大化”

塾では、日々の生活や面談の中で、その子の「得意の芽」を見つけるようにしています。
料理がうまい、文章が書ける、掃除が丁寧、声が大きい──
どんなことでも構わない。「これは君の強みだ」と伝えると、表情が変わるんですよ。

得意があるって、救いなんです。
それを仕事にする方法も、役立てる道も、僕らと一緒に考えていける。
その先に、ちゃんと自立も見えてくる。


苦手を責める場所ではなく、得意を育てる場所に

心道塾は、「得意を活かして自立する」ことを目指す場所です。
欠点ばかりに目を向ける社会で、自信を失ってしまった人たちに、もう一度「自分を信じる力」を取り戻してほしいと思っています。

心道塾 塾長 中澤

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