
こんにちは。心道塾の中澤です。
ここでは不定期に、僕の思いや考えていることを綴っていこうと思います。
少しでも共感してもらえたり、今後の参考にしていただけたら嬉しいです。
「引きこもり問題」はますます深刻化しています
最新の調査によると、日本国内で引きこもり状態にある方は約146万人とも言われています。
しかもその年齢層は以前より高齢化が進み、今では40代、50代以上の方も多く含まれる状況です。
こうした背景には、いわゆる8050問題(80代の親が50代の子を支えている状況)という社会課題が深く関わっています。
親御さんが高齢化して支援が難しくなるご家庭も年々増えており、今後さらにこの問題は深刻化していく可能性が高いと言えるでしょう。
行政の支援体制も今後は不透明に
日本全体の経済状況や財政事情を考えると、行政による自立支援や福祉サービスがこの先も今まで通りの水準で維持できる保証はありません。
自治体によってはすでに支援の打ち切りや縮小の話も出始めています。
そうなると、今後は民間の自立支援サービスや生活支援施設の役割がますます重要になってくるのは間違いありません。
民間支援の需要は急増、でも供給には限界があります
今現在も全国的に民間の支援施設への問い合わせは増加傾向にあります。
しかし、残念ながら民間施設の数は決して十分とは言えません。
特に本当に一人ひとりと向き合って支援している施設はごく限られており、受け入れにも当然限度があります。
心道塾のスタイルと受け入れ方針について
心道塾では、基本的に塾長である僕自身が利用者の方と一緒に生活しながら支援を行うスタイルを取っています。
一人ひとりにしっかり向き合う時間を確保するため、受け入れ人数は常に少人数で運営しています。
また、うちはいきなり入塾という形は取りません。
まずは僕自身が訪問して面談を行い、ご本人の状況や「これからどうしていきたいか」といったことを、ご家族も交えて何度も相談・確認したうえで入塾の可否を判断させていただいています。
「早い者勝ち」という言い方はしたくありませんが…
僕はこういった問題に対して、こちらからサービスを売り込むような営業は一切行っていません。
ご相談には誠意を持って対応しますが、全ての方を受け入れられるわけではないというのが現実です。
今後さらに民間施設へのニーズは高まっていくでしょう。
その中で、「枠が空いていればいつでも入れる」という状況ではなくなっていく可能性も大いにあります。
「早い者勝ち」という言い方は良くないかもしれませんが、現実的に早めに動いておくことが安心につながるのは確かです。
今、動けるうちに行動を
今はまだ「うちは大丈夫」と思っている方も、少しずつ状況が悪化してからでは選択肢が限られてしまいます。
今のうちに情報収集や相談を始めておけば、いざという時にスムーズに動くことができます。
僕としても、本当に困っている方やご家族のお力になりたいと思っています。
ご相談は無理な勧誘などは一切ありません。
お気軽にご連絡いただければと思います。