
こんにちは。心道塾の中澤です。
ここでは不定期に、僕の思いや考えていることを綴っていこうと思います。
少しでも共感してもらえたり、励みになれば嬉しいです。
今年も、もう終わりが近づいてきました。
この一年、どんな時間を過ごしてきたでしょうか。
うまくいった人もいれば、
何も変わらなかったと感じている人もいると思います。
むしろ、「何も進めなかった」と思っている人の方が、
多いかもしれません。
でも僕は思うんです。
何も起きなかった一年=無駄な一年ではないと。
引きこもりの問題、8050問題、
働き方や生き方について、
今年もたくさんの声を聞いてきました。
「正社員じゃないとダメなんでしょうか」
「フルタイムで働けない自分はダメなんでしょうか」
「このまま生きていていいのか分からない」
そんな声に触れるたび、
ハードルが高すぎる社会だな、と感じます。
正社員でなくてもいい。
週5日働けなくてもいい。
週1日、週2日からでもいい。
大切なのは、
誰かに決められた正解を生きることではなく、
自分が生き延びられる形を見つけることだと思っています。
今年、いろいろなニュースを見ていても、
人が追い詰められていく構造は、
決して他人事ではありません。
無理を重ね、声を出せず、
限界を越えてしまう前に。
もっと「立ち止まっていい」「逃げていい」という
選択肢があっていいはずです。
心道塾は、
無理に引き出す場所ではありません。
急に人生を変えさせる場所でもありません。
まずは、今日を穏やかに過ごせるようになること。
動けなくてもいい。
「生きていていい」と思える時間を、
少しずつ増やしていく。
それが、次の一歩につながると信じています。
そして今年は特に、
イヤなニュースや、ネット上の中傷に、
知らず知らずのうちに心を削られた人も多かったと思います。
でも、そういうものに疲弊するくらいなら、
見ない、触れない、距離を取る。
それでいいと、僕は思います。
ネットというのは、
悪い言い方をすれば、
「自分にとって都合の良い情報だけを集められる場所」
でもあります。
だったら、
自分をマイナスにする情報は遮断して、
プラスになる情報だけを選べばいい。
不安を煽る言葉より、
自分を少し肯定できる言葉を。
誰かを叩く声より、
静かに寄り添ってくれる考え方を。
プラスになる情報を集めて、集めて、
少しずつ自己肯定を高めていく。
そんな生き方があっても、全然いいじゃないでしょうか。
守るべきは、情報よりも、自分の心です。
心道塾では、
ネット社会との付き合い方についても、
きちんと伝えています。
ネットは怖いものでも、悪いものでもありません。
ただ、依存するのではなく、便利なツールとして使えるようになることが大切だと考えています。
使用する時間や、見る内容については、
本人の状態に合わせて、
一定の制限を加えながら関わっています。
ずっと浴び続けるのではなく、
必要な時に使い、疲れたら離れる。
そんな距離感を身につけてもらいます。
もちろん、
YouTubeを見たりもしますよ(笑)。
ただ、
無目的に流されるのではなく、
「どう使うか」を一緒に考える。
それが、心道塾のスタンスです。
心道塾の塾生たちも、
年末は基本的にそれぞれ帰省します。
「少しは前向きになったんだぞ、という姿をお披露目してきなさい」
そんなふうに声をかけています。
朝、一人で起きられるようになった。
洗濯もする。
掃除だってする。
最近は資格の勉強を始めた、そんな子たちです。
以前は、家の中で、
自分の部屋の中に閉じこもっていた子たちです。
そこから比べたら、
どれだけの成長でしょうか。
どうか関係者の方々には、
その変化を、きちんと認めてあげてほしいと思います。
「一般的には」
「普通は」
そんな色メガネで見ないでほしい。
「変化した」という事実だけを、評価してあげてください。
完璧じゃなくていい。
大きく変わっていなくてもいい。
それでも、ほんの少し前を向けたなら、それで十分です。
またこちらに戻ってきた時、
どんなお土産話を聞かせてくれるのか。
今から楽しみにしています。
家庭の事情で帰れない塾生については、
今年も僕の家族と一緒に過ごす予定です(笑)。
朝から晩までのんびり過ごして、
夜は一緒に酒でも飲みながら、
ゲームでもできたらいいな、なんて思っています。
特別なことはしません。
ただ、穏やかな時間を一緒に過ごすだけです。
僕自身、振り返ってみると、
今年も得るものだらけで、
本当にあっという間の一年でした。
来年も、塾生たちにとって、
良くも悪くも「見本」でいられるように、
引き続き精進してまいります。
日頃から支えてくださっている関係者の皆さま、
そして保護者の方々には、
感謝の念でいっぱいです。
今年も本当にありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。